2013年9月 オープンサークル

9月
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中秋の満月、そして太陽の分岐点である春分秋分が近づく日に、オープンサークルを開きました

日本の皆さんには2ヶ月ほど夏休みをいただいていましたが、その間もそれぞれの日常の中で、新しい気づきが生まれ有意義に過ごされていたとの報告を聞き、うれしく思いました

私たちが心の奥底から欲しいと願うもの それは、もうすでに私たちの手の中にあります この一生では、とうてい使いきれないほどの恵みです 私たちはどこへも探しに行く必要はありません 手に入れようとするあらゆる作戦や努力を手放す時、命を消耗する生き方が、静かに終わりを迎えます

そのためには、わたしたちは本当の意味で”利己的に”生きなければならないでしょう 周りから自分勝手に思われないか、自己満足に陥っていると批判を受けないかなどと思い悩む必要はありません どのようなプレッシャーにも心を奪われず、今ここにある確かな恵み、幸せと出会います それはとてもやさしく、ぞんざいに扱おうものなら、あっという間に消えて無くなってしまうほどの繊細なものです 内なる幸せと、毎瞬出会うこと それはわがままなことでも何でもなく、まわりの問題や混乱に秩序をもたらし、きれいに片づけていくための最大の貢献となるでしょう ”〜ねばならない”という、私たちがかたくなに持ち続ける哲学も、そろそろ終わりにする時です

ニュージーランドで最も古いカウリの巨木 タネ・マフタ 「森の神」という名の神木です

ニュージーランドでの滞在もわずかとなり、滞在中お世話になったすべてに感謝をこめて、ワイポウア・フォレストにあるタネ・マフタへ挨拶に行きました 北島の北部エリアは、今もなお先住の方々が暮らす場であり、数々の聖地が守られています こちらの生活の中では、時折マオリ式の挨拶”ホンギ”をすることがあります ”お互いの呼吸を交換し、共有する”という意味があり、命の息吹が宿るといわれている鼻をお互いに触れ合わせることで、相手と一体になるのです 幸運にも、マオリ以前から在住するワイタハ族の方々との交流も静かに始まりました 彼らからシェアされる歌や叡智も、少しずつ皆さんと分かちあえたらと思っています

センターポールを囲み 調和のリボンを編みながら、みんなで歌います

桜が満開となった春分の日には、ローカルの友人たちと集い春分のセレブレーションを楽しみました 瞑想やチャンティング、歌やダンス、そして美味しいごちそう… 人生の恵みを余すところなく堪能し、分かちあいは夜遅くまで続きました 民族や国籍を超えた創造が、少しずつ動き始めています 瞑想の後、いつもチャンティングがわりに歌っている先住の方々の歌詞を、ここでも分かちあえたらと思います とてもシンプルで美しい旋律、日本の皆さんと、一緒に歌える日が楽しみです

Te Aroha (Love)
Te Whakapono (faith, respect)
Me Te Rangimarie (for all pathways and belief peace)
Tatou Tatou e (to each and everyone of us or we are all one people)