2012年12月 オープンサークル & ニューイヤーパーティー

12月
2012
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今年最後の新月のオープンサークルでは、誰もが素晴らしい解放を感じる歓びの中で、静かに分かち合いがスタートしました 言葉にできない確かな”何か”が、お1人お1人に訪れているようでした あまりにも身近に存在していたものとの再会 目ざめていようがそうでなかろうが、誰にでも平等にゆきわたっている恵み その安らぎに、いつまでも溶けていたいような、そんなひとときでした 私たちの心の底からやってくる自由を求める情熱 ただそれを信頼し、あらゆる努力や作戦を手放してゆく先にあるくつろぎの中で、本当に欲しかったものと共に在り、ただ安心して過ごすことを確かめあいました

満月のサークルでは、厳しい寒さへと向かう季節の中で、より体にフォーカスする分かち合いが起こりました この時期は心も体も縮こまり、内側へと入ってゆくにはよいのですが、周りとの調和が難しくなるシーズンでもあります そのバランスをとるかのように、この季節には、多くの人たちと集まる楽しいイベントが用意されているのかもしれません これまで頑張りすぎて負担をかけていた体の様々な場所から、こりや固さに気づいてもらおうとするメッセージもやってきていたようです 心と体にとっては、時間は何よりの休息、癒しとなります 決して焦ることなく、真実がその表現をあらわす、この心と体という舞台を慈しみ、本当の私と共に人生を歩んでゆきましょう

また冬至の日には、これまでオープンサークルへご参加いただいた方々をお招きし、新年を祝うパーティーを開きました

古来より、冬至の日は太陽が再び命を吹き返す日、死と再生の象徴や新年の始まりとしてお祝いされてきました 今では、この叡智の暦が使われることはほとんどありませんが、今年はとくに特別な冬至として、少し世の中は騒がしくなっているようです 1年でもっとも暗い冬の底 闇から生まれる新しい息吹きを皆で歓び、祝う日としました

その日の星々の運行を読みながら、お祝いのメニューを組み立ててくださる『3p.m.さんじ』さんのスペースをお借りし、お野菜や穀物を中心としたお食事のあとは、オープンサークルにも何度かご参加いただいている高山晴代さんをゲストにお迎えして、あきこのアイリッシュハープとともに、歌を披露していただき、皆で声を合わせました

この新年の集いでは、「食べること」「歌うこと」「呼吸すること」など、私たちの”口”から生まれる創造に光を当てました

ラマナ・マハルシの大切な教えの中で、悟りのためには、私たちは人生のどのような状況も変える必要がないことを教えてくれています しかしたった1つ、食事についてだけ、彼は変えてゆくことを私たちにうながしました 彼のアシュラムでは、とても美味しく滋養の高い、南インドのピュアベジタリアン料理が訪問者へふるまわれます 私たちが目ざめについて思い悩むその前に「まずは命を満たしなさい」と、今でも伝えて続けてくれているかのようです

「食べること」とは、とても深い行為です 食物からだけでなく、私たちの心と体はたえず栄養を必要とし様々なものを味わっていますが、心と体が満ちることで、自然と私たちの存在のあるがままが花開きます その歓びを歌やマントラにのせて表現し、最後には静寂の中で、何の意図も発しない静かな祈りの中で、皆とともに過ごしました

すべての可能性へと明け渡してゆく、1年のはじまりです

今年1年、さまざまな場面でエタニティと出会ってくださったすべての皆さまへ
心からの感謝をお送りします 本当にありがとうございました

今年ご寄付をいただきました総額は、12/27現在で264,000円となりました
運営費の178,500円を差し引き、残金は85,500円となります

運営費の内訳は会場レンタル代やお茶菓子代、サイレントリトリートの宿泊費、ニューイヤーパーティーの食事代、ホームページの管理費、ビデオチャットの機材費等として使わせていただきました 残金の半額43,000円(送金手数料を含む)を、ラマナアシュラムへ寄付させていただき、残りの42,500円は来年度の運営費として繰り越しをさせていただきます

皆さまの温かなお心づかいをいただきましたこと、ここに深く感謝いたします
本当にありがとうございました
そして来年もまた、どうぞよろしくお願いいたします

追伸:7月に開催した海の日のコンサート ミネハハと葉山のアーティストが再び集まり、東京でコンサートを開きました やわらかでやさしいコラ(アフリカの民族楽器)とインディアンフルートの調べにのせて、ミネハハもより自然体で歌うことの大切さを実感したそうです 来年へ向けて、さらに新しいアイデアも生まれてきているとのこと 今後の活動が楽しみです