2013年4月 オープンサークル

4月
2013
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コテージからの朝焼け  この地球上で もっとも早く朝日がのぼります

私は今ニュージーランドの北島、ベイオブアイランズとよばれるエリアのケリケリという町の郊外にいます キリスト教の祝日、イースターホリデーの初日のグッドフライデーにこの地にやってきました キリストの死と復活へ想いを寄せながら、こちらでの滞在がスタート 日々の様子も、少しずつこの場でリポートしていけたらと思っています

さて、新月の日にはこちらからの初めてのオープンサークルを開催しましたが、インターネットの回線がうまくつながらないアクシデントがありました 核心を表現しようとする時、回線はいつもうまく切れるのです 私たちは、受け容れがたいことを、知らず知らずのうちに避けてゆく傾向があります どうしようもないみじめさや情けなさ どのような人の奥底にも沈んでいる、幻の私です しかし私たちは、この言葉にできないやるせなさへの一切の抵抗をやめ、どんな策略も手放して、ただこの瞬間の静けさに在ることができます 内なる地割れや津波がやって来たとしても、それを静かに受け止めることのできる強さを、持っているのです

満月のサークルでは、お金についての質問が多く寄せられました 特別な私どうしの関係 そこには、いつもお金が介在します 幻の私は、どうすればもっと多く取れるのか、もっと多く蓄えられるのかを常に考えます しかし、本来のわたしは、いつもどうすれば分かち合えるのかに意識を向けます いつも満ちてあふれ、ただ与えるのみです 今、多くの個人や組織がお金のやりくりに困っているのは、皆深いところで、本来のわたしを取り戻したいと思っている顕われのように、わたしには映ります このハードルは、おのおのがバラエティにつくった内なる幻のエベレストを、自ら崩していくほかはないでしょう だからこそ、それを日常の中で取り組りくんでゆくことが大切なのです 一流の科学者のまなざしを持って、精巧に観察してゆくこと それは、瞑想のマスターたちが深く内観していることと、何ら変わることはありません