2013年2月 オープンサークル
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オープンサークルでは探求の旅について、山登りにたとえてお話しをさせていただいています 9合目からの最後の1合は、今まで手に入れてきたすべてのものを手放し、たった1人で進まなければなりません この真実に向き合う時、せっかく苦労し手に入れたものを手放すなんてと、怒って山を下りてしまう人もいます また、自分はもう何も持っていないと言いながら、しっかりと後ろ手に隠し持っていたり、本当に全部手放すの?と面食らうばかりだったり… 特に心の中の持ちもの、思考やイメージの中毒から抜け出せないことは、様々な苦しみの引き金となるでしょう 今この瞬間の中に丸ごとダイヴする恐さとともに、その勇気の尊さについての分ち合いが生まれました
また、最後の1合目で現れる様々なイリュージョン、トリックについての話しもありました 喉が渇ききった時に見る、砂漠の中の蜃気楼です つかんでもつかんでも、手の中からするすると夢は消えてゆくのに、それでもその先へ先へと追い求めてしまう そのむなしい努力に力尽きた時、私たちはようやく、源の中心へと還ることができるのでしょう どんなに嵐が吹き荒れていようとも、その中心はいつも穏やかで平和です それはちょうど、台風の目のように、あらゆるサイクルの中心の静けさをあらわしてくれているようです 今まで目を反らしていたものに、真正面から観てゆこうとするたくましい姿に、心が揺さぶられるひとときでした