2012年10月 サイレントリトリート

10月
2012
30

澄みきった秋空が広がる中、緑に囲まれた素敵なログハウスをお借りして、サイレンスリトリートを開催しました

参加者の皆さんが到着される頃から、静かな雨が降り始め、夜中には雷光がひびく嵐の夜となりました 薪ストーブを囲みながらの毎夜のナイトサークルは、私たちの存在から投げかけられる、奥深い気づきと分かち合いの連続でした

このリトリートでは、まず内側に起こることにいつも気づいていること、そして呼吸を忘れないことを意識して過ごしました また、朝の目覚めの瞬間を静かに味わうことで、どのような体験が起こるのかも観察してゆきました まるで1人で過ごしているかのように、自身と静かに向き合い、夜に見る夢も大切にあつかうよう心がけました

2日目は、嵐が過ぎ去ったみずみずしさに満ち満ちた、きらきらと輝く日ざしの心地よい1日となりました 1人で、あるいは皆で共に、ただ坐ること、食べること、寝ること、体験を分かち合うこと、というシンプルな1日を過ごすことで、私たち本来の感性がよみがえり、本当のわたしが自然に呼びさまされてくることを感じてゆきました

「ただ思い出すこと」 もうすでに、当たり前のように実現している本当のわたしが、こんなにもすぐそばに在ること 悟りとは、まったく無理がなく、また特別な状態でもないこと いつもやさしく、ただ私たちを見つめているもの そんな、私たちをとりまくあらゆる叡智を、ただ思いだしてゆくだけでよいことを分かち合いました

呼吸の導きをたよりに、新たな気づきや記憶が呼びさまされ、体調の不良が改善される方もいらっしゃいました

3日目には、満月のオープンサークルを開き、新しい参加の方々を迎え、さらに真実を味わい、思考を手放してゆくことや、全体でありながらも個であるわたしを、ただ認めゆだねてゆくことの幸せを分かち合いました

毎食、自家栽培のお野菜を中心とした美味しい創作料理をふるまってくださり、リラックスし安心して過ごせるスペースを心よく分かち合ってくださったスピークイージーのオーナー夫妻にも、心からの感謝をお送りしたいと思います